城島 男泣き…美学貫き「キャッチャーのまま引退します」

[ 2012年9月28日 15:51 ]

引退を発表した阪神・城島はこらえきれずに涙を流す

 阪神の城島健司捕手(36)が28日、兵庫県西宮市内のホテルで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。

 城島はマリナーズを退団した09年オフに阪神と4年契約し、来季が契約最終年。しかし左膝痛と右肘痛に苦しみ、今季は捕手での復帰を断念した。「今回のケガは自分には乗り越えられない大きな壁だった」と度重なる負傷を引退の理由に挙げた城島。「今の体の状態では給料はもらえない。ファンに対しても球団に対しても、自分ができる精いっぱいのけじめ」と話した。

 会見では捕手へのこだわりも語り、「キャッチャーとしては限界。来年、キャッチャーができないと分かっていて野球をやると、大好きな野球が嫌いになってしまう。キャッチャーとして、キャッチャーのまま引退します」と涙を浮かべ、声を詰まらせた。

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