村田 CS5番失格危機…22打席連続無安打「危機感持っている」

[ 2012年9月28日 06:00 ]

<広・巨>7回2死満塁、代打・村田は二ゴロ凡退

セ・リーグ 巨人1-2広島

(9月27日 マツダ)
 不振の巨人・村田が7回2死満塁の絶好機で代打起用されたが、二ゴロに倒れた。これで22打席連続無安打。CSで打線のカギとなる5番打者が、優勝決定後ももがいている。

 「結果を出さないとCSのスタメンもないと思う。それくらいの危機感は持っている」。試合前には原監督に今季4度目のスタメン落ちを告げられ、走り込みを命じられていた。打撃練習の順番を初めて1巡目にずらし、残り時間をたっぷり使い体をいじめた。今月は打率・218。「少し走ったらと言われた。切れを出すため下半身がしっかりしないと」。外野のポール―センター間の全力疾走を繰り返し大粒の汗を流した。

 3冠王もにらむ4番の阿部が好調なだけに「5番が大事になる。しっかりしないと、阿部が勝負を避けられる」と岡崎ヘッドコーチ。候補に村田か高橋由の2人を挙げた上で「村田なら右左ジグザグの並びにできる」と指摘したが、このままでは5番の座は厳しい状況だ。原監督は「少し体の切れをね。計画持ちながらやっているところ」と説明。10月17日からのCSファイナルSまでにどこまで戻せるか。村田の復調具合がチーム全体の得点力を大きく左右する。

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2012年9月28日のニュース