涌井2試合連続で救援失敗…西武、4連敗で首位から陥落

[ 2012年9月12日 06:00 ]

<西・オ>9回1死一、二塁、T―岡田に同点適時打を浴びた涌井

パ・リーグ 西武2-3オリックス

(9月11日 西武D)
 勝ちパターンが崩れた。西武の守護神・涌井が自身2試合連続の救援失敗。チームは4連敗で首位から陥落した。

 「いい意味での開き直りができなかった。先頭を出して守りに入ってしまった」

 1点リードの9回から登板。先頭の代打・スケールズに初球を右前打され、歯車が狂った。1死から李大浩を四球で歩かせてピンチを広げると、T―岡田に同点の適時二塁打を許し、さらにバルディリスに四球を与えたところで「KO」された。

 今季途中から守護神転向。ここまで21セーブを挙げるなど、チームを最下位から急浮上させた。しかし、8日の楽天戦(Kスタ宮城)で救援転向後40試合目にして初黒星。前日は休日返上で練習し、9連戦に備えたが、出足からつまずいた。渡辺監督は「今まで築き上げてきたものを水の泡にするもしないも涌井次第。克服するのは自分しかいない」と奮起を促した。

 涌井は「監督から“自分の力を信じて投げなさい”と言われた。思い直してやるしかない」。残り23試合。代えのきかない生命線が、優勝争いの佳境で揺らいでいる。

 ▼西武・中島(2打点も、チームは首位陥落)一試合一試合、気にしててもしようがない。(シーズンが)終わった時にどこにいるか。

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2012年9月12日のニュース