ロマン 粘った7回零封9勝目!ヤクルト、3位広島と0差

[ 2012年9月12日 06:00 ]

<神・ヤ>ナインを迎える(左から)小川監督、ロマン、バレンティン

セ・リーグ ヤクルト2-0阪神

(9月11日 甲子園)
 ヤクルト先発のロマンが7回5安打無失点。1、5、7回と3度の満塁のピンチを切り抜けての9勝目に「今までで一番タフな試合だった。きょうは勝てたことが全て。広島が負けたのも知っていた。この1勝は大きい」と安どの表情を浮かべた。

 最速150キロも、6四死球と制球が乱れた。それでも7回1死満塁では、新井良を133キロのスライダーで三ゴロ併殺に仕留めるなど要所を締めた。来季の残留が内定し、ゲームに集中できる環境で力を発揮している。19日には自身のためにサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスが作曲した「頑張れロマン」がiTunesで配信されることも決定。乗りに乗っている。

 3位広島が敗れ、これでCS争いのライバルにゲーム差なしに肉薄。9日に来季の続投が決まった小川監督も「(3度の満塁をしのぎ)奇跡とは言い過ぎだけど、よく頑張った」と助っ人右腕を称えていた。

 ▼ヤクルト・バレンティン(1点リードの6回2死二塁、藤井彰の打球を右翼で好捕)いい反応ができた。何としても捕りたかったが、運良くグラブに収まってくれた。

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2012年9月12日のニュース