渡辺監督は起用迷ったけど…涌井が前夜の雪辱

オリックスに勝利し、渡辺監督（左）とタッチをする、セーブを挙げた西武・涌井（右）

パ・リーグ 西武４－３オリックス

（9月12日 西武Ｄ）
　西武は１点リードの９回を、前夜に救援失敗したばかりの涌井に託した。前日、球数が多かったことで渡辺監督は起用を迷ったというが「（雪辱は）早い方がいい」と決断した。

　「あえて使ってもらった」と意気に感じた涌井が期待に応えた。慎重になりすぎていたと反省し、「開き直って」腕を振った。１安打を許したものの危なげなく抑えて２２セーブ目。帰りの車に乗り込んだ指揮官は、駐車場で涌井を見かけると窓から「良かったな」と大きな声でねぎらった。