大阪桐蔭 藤浪 一枚上の投球 連覇へあと1勝「辛い思いもしてきた」

[ 2012年8月22日 11:32 ]

第94回全国高校野球選手権大会第14日準決勝 大阪桐蔭―明徳義塾

(8月22日 甲子園)
 被安打2で甲子園で初完封勝利を挙げた大阪桐蔭のエース藤浪は、「打線がしっかり打ってくれている。野手が作った流れに乗っかりながら投げている」とチームでつかんだ勝利であることを強調した。

 初回に先制点を奪ったが、5回までは1点差の緊迫した展開。「西谷先生(監督)に最後まで1点差の気持ちで行けと言われたのが逆に良かった」と緊張感を維持したことが好投につながった。

 ストレートとスライダーに的を絞ってきた明徳義塾打線には、引き出しの多さを見せてチェンジアップやフォークなどを織り交ぜ、結果7三振を奪った。「(捕手の)森としっかり話した」とバッテリーのコンビネーションも盤石だ。

 春夏連覇に向けてあと1勝。「辛い思いもしてきた」と平坦ではなかった道のりを振り返り、「最後の決勝戦。全員で粘って勝ちたい。1点差でもなんでも良いので」と力強く優勝を宣言した。

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