V3のマドンナジャパン凱旋 MVP磯崎「実感わいた」

[ 2012年8月22日 06:00 ]

優勝の喜びを爆発させる(前列左から)六角、磯崎、新谷博監督、志村、清水コーチ、金ら女子野球日本代表ナイン

 カナダで開催された第5回IBAF女子野球W杯で史上初の3連覇を達成した日本代表「マドンナジャパン」が21日、成田空港に帰国した。

 「試合が終わった後もそうだったけど、みんなに迎えられて、あらためて3連覇した実感が湧きました」

 準決勝のオーストラリア戦、決勝の米国戦で完投するなど3勝を挙げてMVPに輝いた磯崎由加里(21=尚美学園大)は飛びきりの笑顔を見せた。

 西武などで投手として活躍した新谷博監督(48)は「(日本に)帰ってきてホッとした」。19日(日本時間20日)に行われた米国との決勝戦では死球を与えた磯崎を「打者を打ち取る闘志がなかったら代わってくれ」と一喝。磯崎は「監督にカツを入れられてしっかりしないと、と思った」と気合を入れ直し、7安打完封につなげた。

 ロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンのようにビジネスクラスではなく、全員がエコノミークラスで帰国。大会中の宿舎もクーラーがない大学寮で、食事も現地で食材を調達して自炊するなど厳しい環境で偉業を達成した。磯崎は「3連覇でもっと女の子が野球できる環境が広がれば」と裾野拡大を期待していた。

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2012年8月22日のニュース