西武・栗山 今季絶望的…死球受け「左尺骨骨折」

[ 2012年8月22日 06:00 ]

<西・ソ>8回1死三塁、西武・栗山は左手に死球を受け負傷退場

パ・リーグ 西武0-4ソフトバンク

(8月21日 西武D)
 首位陥落以上に、チームにとっては大きな痛手となった。西武主将・栗山の今季レギュラーシーズン中の復帰が絶望となった。

 8回の打席で森福から左前腕に死球を受けた。捕手の細川が球審に「スイング」とアピールしたことで、栗山は「それはないんじゃないですか!」と激高。一触即発のムードとなったが、栗山はそのままベンチに下がり、代走を送られた。10年の開幕から続いていたリーグ歴代2位の連続試合フル出場は390で止まった。そのまま埼玉県所沢市内の病院へ行き、診察を受けた結果「左尺骨骨折」と判明。現時点で全治は不明だが、渡辺監督は「(少なくてもレギュラーシーズンは)難しいでしょう。いるメンバーでやるしかない」と険しい表情を浮かべた。

 左腕を三角巾でつった状態で、球場へ戻ってきた栗山は「(記録は)いつか途切れるものだが、チームがいい状態の時に離れて力になれないのは悔しい。これから戦う選手が首位を守ってCSに連れていってもらいたい」。ここまでチーム2位の打率・289で1番打者としてけん引してきた栗山。プレーオフ出場にはかすかな望みは残すが、優勝争いの渦中でチームの戦力ダウンは計り知れない。

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