東浜 30人中29番目 猛烈なカミナリを落とされたあの日から変貌

[ 2012年5月17日 08:03 ]

<亜大・中大>優勝を完封で決めた東浜を中心に歓喜の輪ができる

東都大学野球第7週第1日 亜大1-0中大

(5月16日 神宮)
 亜大が中大を下し、昨秋に続き2季連続のリーグ優勝を決めた。今秋ドラフトの目玉、エースで主将の東浜巨(なお)投手(4年)は散発3安打の好投を見せ、3試合連続の完封勝利。4奪三振で通算360奪三振とし、東都大学リーグ史上歴代5位に入った。

 今年1月9日の始動日。初日からハードメニューを課せられる中、東浜は3000メートル走で30人中29番目。生田勉監督から猛烈なカミナリを落とされた。指揮官の狙いは「東浜を代表して怒れば、チームが締まる」。

 グラウンドではその後、休日でも1人で走る東浜の姿が見られた。加えてそれまでの物静かな雰囲気を捨て、喜怒哀楽を前面に出すよう心掛けた。怒って、笑ってチームを鼓舞し、試合では4完封を含む5勝。そんな姿でナインを引っ張ってきた。

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