雄平 打者転向後初打点「次のステップに進んだ」

[ 2012年5月17日 06:00 ]

<ヤ・ソ>5回1死一、三塁雄平が適時内野安打を放つ

交流戦 ヤクルト14-3ソフトバンク

(5月16日 神宮)
 ヤクルトは15安打で今季最多の14点で大勝。そんな中で雄平が打者転向後、22打席目で初打点をマークした。5回1死一、三塁で遊撃内野安打。「何か気分が楽になりました。次のステップに進んだような」と喜んだ。

 投手時代は最速154キロをマークも、09年オフに打者に転向した。体重は当時85キロが今は81キロ。一方で片手で持ち上げるダンベルは16キロから今は38キロになり「脂肪が減りました」という。青木(ブルワーズ)が使用したものに近い915グラムのバットで、安打量産を意識している。打点は投手時代の05年以来だが、プロ10年目の27歳にとってその重みは違う。今季4度目のスタメンで、また一つ階段を上がった。4回を除く毎回得点の猛攻。神宮でのソフトバンク戦の連敗を7で止め、小川監督も「よく点を取ってくれた。いい勝ち方」と喜んだ。中日と並んでリーグ首位タイともなったが、その中で雄平の必死さは静かに輝いていた。

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2012年5月17日のニュース