指導者から見た東浜 抜群の観察力 「嫌な顔しない 悪口言わない」

[ 2012年5月17日 07:13 ]

東都大学野球第7週第1日 亜大1-0中大

(5月16日 神宮)
 エースで主将の亜大・東浜の熱投を恩師がスタンドで見守った。沖縄尚学時代の比嘉公也監督(30)は、沖縄から早朝の飛行機で神宮へ。「打者が何を待っているか見ている。走者を出しても慌てないところが、さらに成長していますね」と目を細めた。

 抜群の観察力。「何も言わなくてもゴミを拾う子だった。言わなくてもできる」と、隅々まで目が行き届く細かい気配りが、投球に生きているという。

 亜大・生田監督も「練習中に嫌な顔もしないし、人の悪口を言わないから、人から悪口を言われることもない」。指揮官の怒られ役となっても、東浜の真摯(しんし)に野球に取り組む姿勢こそがチームの模範となっている。

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2012年5月17日のニュース