杉内6回2失点、坂本が同点弾!巨人5連勝で貯金2

[ 2012年5月17日 21:15 ]

オリックスに連勝し、ナインを迎える巨人・原監督(中央)

 プロ野球交流戦、巨人―オリックス2回戦は17日、東京ドームで行われ、巨人が4―2で逆転勝ちし、3引き分けを挟んで5連勝、貯金を2とした。杉内は6回2失点でリーグ単独トップの5勝目。オリックスは1分けを挟んで6連敗、借金は10に膨らんだ。

 先発は巨人・杉内、オリックス・中山の両左腕。前日(16日)は高橋由の満塁本塁打などで6―0で快勝、今季初めて貯金を1とし、セ・リーグ3位に浮上した巨人。連勝を伸ばし、貯金を増やすことができるか?

 初回、杉内は1死から大引に四球を与え、盗塁と阿部の悪送球などで2死三塁のピンチ。李大浩の平凡な飛球を中堅の長野が目測を誤って三塁打として1点を失った。

 その裏、巨人は先頭の長野が“ミス”を取り返す左中間二塁打。寺内のバントは内野安打となり無死一、三塁とし、坂本の中犠飛で同点に追いついた。

 2回、杉内は2死から斎藤に内野安打を許したが、中山を三振に仕留め無失点。その裏、巨人の攻撃は3者凡退。

 杉内は3回も1死から大引に中前打を許したが、後藤を一ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。その裏、先頭の杉内が左前打で出塁したが、後続が倒れ、勝ち越し点は奪えなかった。

 4回、杉内は2死から川端に死球を与えたものの、無失点。その裏、巨人は村田、高橋由の安打で1死一、二塁としたが、得点できず。

 5回、杉内はこの試合初めて3者凡退に抑えた。その裏、巨人は先頭の杉内が中前打で出塁したが、これを生かせず。6回、杉内は2死三塁からバルディリスに左中間へ適時二塁打を浴び、オリックスに勝ち越しを許した。しかし、その裏、巨人は先頭の坂本が左越えへ3号ソロを放ち、同点。21試合ぶりの一発に坂本は「久しぶりですね。バッティングカウントだったのでしっかりと振れるゾーンだけを狙っていきました。前の打席は杉内さんが塁に出て作ったチャンスを還せなかったので、取り返すことができて良かったです」と笑顔。

 巨人はさらに1死満塁とチャンスを広げて代打の代打・加治前の中犠飛で1点勝ち越し。

 巨人は7回から杉内に代わって山口が登板。先頭の荒金に内野安打を許したが、後続を抑え、リードを守った。その裏、巨人は1死から坂本が左前打で出塁したが、追加点は奪えず。

 山口は8回もオリックスの攻撃を3人で片づけた。その裏、巨人は1死二、三塁から亀井の一ゴロの間に1点を追加。リードを2点とし、9回は守護神の西村が締めた。

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