日本人対決へバチッ!ダルVS黒田 前日は会話なし

[ 2012年4月24日 09:49 ]

ヤンキース戦の前日、キャッチボールで調整をするレンジャーズのダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュとヤンキースの黒田は23日、アーリントンで24日(日本時間25日)に行われる先発対決に向けて最終調整した。1999年の伊良部秀輝(ヤンキース)と鈴木誠(マリナーズ)から始まった日本投手の投げ合いは7度目だが、実績と実力から過去最高の呼び声が高く、米メディアの注目度も高い。日米を通じて初対決となる前日、2人がグラウンドで言葉を交わすことはなかった。

 ダルビッシュは引き締まった表情で、セットポジションを確認するように入念にキャッチボールなどを行った。本人はこの日の試合前に報道陣に対応しなかったが、ワシントン監督は「彼の感情を制御する必要はないだろう。大丈夫だ」と話した。

 ヤンキースの黒田はランニングとキャッチボールを行い、3年ぶり2度目となる球場での投球に備えた。日米の報道陣の取材を受け「お互い良い投球ができれば良いし、見ている人にも一流の投げ合いができれば」と静かに闘志を燃やした。

 つながりは浅いが、黒田は重圧の中でプレーする後輩を気にかけてきた。「良い投手なのは誰もが認めるところ。なかなか勝つのは大変かも分からないが、チームが勝てるような投球をするだけ」と殊勝な言葉の中に自信をにじませた。(共同)

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