2発被弾も「結果より内容」 松坂、収穫の57球

[ 2012年4月24日 15:25 ]

傘下マイナー1Aセーラムの試合に先発し、1回、マウンドでコーチの話を聞くレッドソックス・松坂(右から2人目)

 右肘の靱帯修復手術から復帰を目指すレッドソックスの松坂大輔投手(31)が23日、米バージニア州セーラムで傘下マイナー1Aセーラムの試合に先発。4回を投げ、2本塁打を含む6安打3失点、無四球で3三振だった。

 昨年6月に右肘の手術を受けて以来初の公式戦。右打者が9人並んだ相手打線に、普段は右打者には投げないというチェンジアップも試し、「練習中」というカーブも織り交ぜた。この日の最速は94マイル(約151キロ)。松坂は「問題なく投げられた。結果より内容。何をどう打たれたのか分かった」と計57球で得た収穫を口にした。

 1、2回はともに先頭の右打者に左越え本塁打を許した。それでも「(速球は)思ったよりスピードが出ていた。投げている感じは悪くない」と明るい表情。「きょうオープン戦が始まったようなもの。1試合を大事にしていきたい」と話し、完全復活へ一歩一歩進んでいくことを誓っていた。(共同)

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2012年4月24日のニュース