また“原のカーテン” 由伸は金属バットで一“振”不乱

[ 2012年4月24日 06:00 ]

ウォーミングアップする高橋由

 巨人が今季2度目の休日返上練習。そして異例の報道陣シャットアウトだ。前日のヤクルト戦(神宮)に敗れ5連敗。過去、借金7からの優勝は一度もないというデッドラインを越えた。一夜明けたジャイアンツ球場には、原監督やコーチ、野手陣が集結。現状打破へ一心不乱に汗を流した。

 アップ終了後、報道陣は室内練習場から退出させ1時間以上のシャットアウト練習。原監督は「集中してバッティングをね。親心です」と説明した。5連敗中は計6得点の打線。これまで坂本らを直接指導する際に一時的に「原のカーテン」を引いたことはあったが、全体練習で、それもこれだけの長時間は異例だ。

 時折聞こえる打球音には、金属バットによるものも。ここ2試合で1番起用されながら無安打の高橋由が「軌道を確認したかった。数をやりたかった」と、高校生のようにマシン打撃で使用。木に比べてボールに対して打ち負けないため、体への負担も軽減できる。約3メートル距離を縮め、体感速度も速めて打ち込んだ。

 25日から5位・DeNAと最下位決戦。9日に野手陣が休日返上した際には翌日から引き分けを挟んで3連勝を飾った。意地の逆襲へ、原監督は「(現状に)立ち向かってクリアしていく」と力を込めた。

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