百戦錬磨の石井　何があっても動じない姿はさすが

＜ロ・西＞惜しくも完封を逃したものの今季初勝利、笑顔でインタビューに答える石井一

パ・リーグ 西武１－０ロッテ

（4月20日 ＱＶＣ）
　いつも温和なベテラン・石井の、炎のような投球に胸が熱くなった。西武担当となってまだ約２週間。慣れない場所でうまくいかないあいさつ回りや取材に悪戦苦闘していたら、「現場は慣れた？慌てなくていいから、ボチボチやったらいいよ」と声をかけてくれた。

　いきなりチームは４連敗。何か悪いモノを運んできてしまったかと気落ちしていただけに、どんと構える姿と言葉に救われる思いだった。試合が雨で流れてブルペン待機が決まっても動じない。百戦錬磨の石井がいる限り、西武先発陣は安泰だ。