“新米パパ”山内が好投で中日リーグ10勝一番乗り

[ 2012年4月21日 06:00 ]

<広・中>1回無死、東出の打球に反応する中日先発・山内

セ・リーグ 中日2-0広島

(4月20日 マツダ)
 高木竜が3連勝で10勝にリーグ一番乗りし、4月10日以来の首位に浮上した。主役は07年の大学・社会人ドラフト1位右腕・山内だ。持ち味の手元で沈むクセ球でゴロを量産。7回7安打無失点で2勝目を飾った。

 「しんどかったけど、持ち球を全部使って頑張りました。ピンチで谷繁さんに“おまえはゴロを打たせるだけだろ”と言ってもらい、自分のピッチングができました」

 まさに“ゴロ取り王”だ。きれいな真っすぐは1球もなく、すべての球が微妙に動くのが武器。安打を浴びても低め、低めに集め、6回1死満塁の大ピンチでは栗原、ニックを連続で遊ゴロに打ち取った。21個のアウトのうち飛球は4つだけ。12個をゴロで奪った。今季3度の登板でゴロアウトは33を数え、フライアウト13を圧倒する。

 “パパ初勝利”でもあった。9日に第1子・駿和(しゅんと)くんが誕生。13日の阪神戦では敗戦投手となり、2度目の挑戦で愛息に誕生祝い星を届けられた。「試合前とかホテルでも写メを見てきました。うれしいです」。高木監督も「きょうは山内がよう投げた」とご満悦だった。

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2012年4月21日のニュース