赤川プロ初完封「素直にうれしいです」

[ 2012年4月21日 20:33 ]

お立ち台でポーズをとるヤクルト・赤川(左)と川端

セ・リーグ ヤクルト2-0巨人

(4月21日 神宮)
 ヤクルトの4年目左腕・赤川がプロ初完封で今季2勝目。巨人を散発5安打に抑え「素直にうれしいです」と、お立ち台で笑みを浮かべた。
 
 完封がかかった9回は1死から坂本に左翼線二塁打を許し、この日最初のピンチを迎えたが、阿部、長野を二ゴロに仕留め、初回の2点を守り切った。冷え込む中の127球にも「気合で乗り越えました」。相手はこの日、1番に高橋由、3番に坂本と打順を組み替えてきたが「1人1人、自分のピッチングをすれば、勝てると思っていた」と強力打線に臆することなく投げ込み、同期入団の捕手・中村とのコンビでの快投にも「いいゲームができて、よかったです」と振り返っていた。

 普段は130キロ台の速球が、この日は何度も140キロを計測した。内野ゴロは13個。「真っすぐが走っていた分、ツーシームが有効に使えた」。二つの球種に時折スライダーを織り交ぜ、巨人打線を手玉に取った。

 15日の広島戦からバッテリーを組む中村は同期入団で「息が合っていた」と言う。石川、館山らが名を連ねる先発陣の中での今季チーム初完投は、若い2人によって成された。

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