久保 守護神間に合った!打たせて取る持ち味健在3人斬り

[ 2012年3月25日 06:00 ]

<D・巨>1回を無失点に抑え、開幕守護神へメドが立った巨人・久保

オープン戦 巨人0-2DeNA

(3月24日 横浜)
 お寒い打線にチームが沈み込む中、明るい材料は背番号11の復活だ。昨年11月に右股関節唇の修復手術を受けた巨人・久保が8回、4番手で復帰登板。打者3人でピシャリと締め、開幕からの守護神復帰が確実になった。

 「すんなりと(試合に)入れました。比較的落ち着いて投げられたと思います」。先頭の梶谷を137キロ直球で見逃し三振。続く森本を三ゴロ、石川も一ゴロと打たせて取る投球は健在だ。手術した股関節も「状況的には大丈夫だと思う。問題ない」。最後の一ゴロでは、しっかりとベースカバーのためにスタートも切った。原監督も「しっかりと戻ってきてくれているなと思った」とひと安心。3・30開幕での守護神としての起用には「まだ時間があるから考えたい」としたが「クローザーをやるのなら、しっかり伝えたい」と今後、本人に伝達する意向だ。

 これで投手陣の不安が解消する。久保不在の場合の抑え候補として、新外国人のマシソンを獲得。しかしキャンプでセットポジションや制球での不安を露呈した。その後は暫定的に西村を守護神候補に指名したが、久保の復帰によって西村は中継ぎエースとして固定することが可能になる。

 「スピードだったり、変化球の精度だったりが上がってきてくれれば。もう一つ上を目指していかないと」。開幕まで1週間を切って、守護神・久保が頼もしい口ぶりとともに戦いの場に帰ってきた。

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2012年3月25日のニュース