イチロー&川崎 凱旋打も…マリナーズ、阪神に敗れる

[ 2012年3月25日 14:57 ]

<阪神―マリナーズ>1回マリナーズ1死一塁、イチローが左翼線安打を放つ

 日米親善試合が25日、東京ドームで行われ、マリナーズは1―5で阪神に敗れた。イチローは「3番・右翼」で出場し4打数1安打。川崎は6回の守備から2番・二塁で登場し、1安打を放った。岩隈は26日の巨人戦に先発する。

 イチローは初回1死一塁、カウント2―1から三塁線を破る左前打。チャンスを広げたが後続が凡退し、この回は無得点に終わった。

 先制したのは阪神。2回、新井貴、ブラゼルの連打で無死二、三塁とすると城島の三ゴロの間に新井貴が生還し1点先制。続く7番・指名打者の金本はイチローの頭上をはるかに越え右翼席最上段へ飛び込む2ランを放ち、追加点を挙げた。

 4回の第2打席、先頭で登場したイチローは、阪神の先発・岩田の5球目のカーブを打ち損じ、二直。6回は2番手の藤原に対し一ゴロに終わった。

 阪神は7回、3番手ウィリヘルムセンを相手に柴田、鳥谷の連続適時打で2点を追加。川崎は8回、先頭打者で登場すると、5番手・榎田の初球のストレートを捉え、左翼線を破る二塁打。開幕メジャー入りをアピールする一打に、スタンドの阪神ファンも大きな拍手を送った。続くイチローは二ゴロだった。

 阪神は9回、守護神・藤川が登板。先頭のウェルズに一発を浴びて1点を失ったが、後続を抑えて最後を締めた。

 ▼マリナーズ・ウェッジ監督の話 特に若手にはいい経験になったと思うが、もう少しいい試合ができた。日本人3選手は母国で勇姿を見せられて良かった。3人とも素晴らしい気持ちになったと思う。

 ▼阪神・和田監督の話 チーム状態が悪かったが、選手は試合を楽しみにしていた。いつもと違った気合があって、この試合で初めてチームにスイッチが入った。いいきっかけにしたいと思う。

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