拍子抜け？岩隈「こんなに早く終わるのかと思いました」

キャンプ初日、コーチが見守る中、けん制の練習をするマリナーズ・岩隈

　節目の一日はあっという間に終わった。「こんなに早く終わるのかと思いました」。ウオームアップにキャッチボール、投内連係と軽めのランニング。新天地マリナーズでのキャンプ初日、２時間足らずの全体練習に岩隈は拍子抜けしたようだった。

　「これから慣れていけばいい」と経験豊富な右腕はゆったり構えている。野手陣が合流するまでの約１週間で３度ブルペンに入る。「ブルペン（での投球機会）が限られているので、その中で調整していく。焦らずやりたい」。もともと投げ込みで仕上げていくのではなく、キャッチボールなどでフォームを固めていくタイプという。

　新しい同僚やコーチと和やかに話し、練習後はサインを求める全てのファンに丁寧に対応。岩隈が穏やかにメジャーでの第一歩を踏み出した。（共同）