マー君“井口に押し出し”も「確実に良くなっています」

[ 2012年2月13日 08:35 ]

朝の声出しで2年連続の沢村賞獲得を宣言した田中

東日本大震災復興支援ベースボールマッチ 日本代表―台湾代表

(3月10日 東京D)
 マー君が日の丸のエースナンバーを背負う。3月10日の東日本大震災復興支援ベースボールマッチ「日本代表―台湾代表」(東京ドーム)に出場する楽天・田中将大投手(23)の背番号が18に内定したことが12日、分かった。

 新生日本代表の大事な一戦に向け、調整も着々と進んでいる。13日の紅白戦(久米島)で実戦初登板を控え、この日はブルペン入り。決め球のスプリットなど変化球も試し、カウントを想定した実戦に近い練習も行った。

 1点リードのカウント1ボール2ストライクから打席にロッテの井口を迎えたと仮想。際どいコースを狙ったため、押し出し四球で同点に追いつかれた状況となったが、仲間と声を掛け合いながら明るいムードで投球を終え「確実に良くなっています。段階を踏んで順調に来ています」と手応えを口にした。

 練習前には、午前7時すぎから投手陣による声出しに出席。東シナ海に向かって叫んでいた。

 「今シーズンは震災復興元年という年でもあり、東北の皆さんに明るい話題をたくさん届けられるようにチーム一丸となって戦っていきましょう。個人的には2年連続沢村賞を狙って今年もやっていきたいと思います」

 今回の日本代表は来年3月に行われる第3回WBCも見据えたメンバー。田中は3連覇を目指す日本のエース格になるのは間違いなく、本番のWBCでも18を背負う可能性は高い。

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