専門家はこう見る「清武氏の勝ち目は20%ぐらい」

[ 2011年11月22日 07:38 ]

巨人内紛

 18日に巨人から解任通告を受けた清武英利前球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)。解任を不当として、法的措置も含めた徹底抗戦を打ち出しているが、日大名誉教授の板倉宏氏(77)は「勝ち目は20%ぐらい」と分析した。

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 清武氏が解雇は不当として地位保全などを求めた仮処分を申し立てたとしても、勝ち目は20%ぐらい。極めて薄いでしょう。一企業の内部のことで記者会見を強行して、巨人軍の信頼を揺るがしたのは確か。取締役の忠実義務に違反していると言われても仕方ない。長嶋さん(終身名誉監督)がおっしゃったように、解任は妥当だと思います。発端のコーチ人事にしても正式に契約を交わしていない段階ですから、清武氏が主張する「コーチの基本的人権をないがしろにした」ということには当たらない。何よりまずいのが、大王製紙やオリンパスの話を持ち出したこと。あれは刑事犯罪。逆に名誉毀損(きそん)で訴えられる。渡辺会長自ら法廷に持ち込むことはないと思うが、この日の発言は、清武氏が法的手段に訴えるなら受けて立つ、100%勝てるということではないでしょうか。

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2011年11月22日のニュース