「自信ある」中島が大リーグ挑戦へ 西武がポスティング容認

[ 2011年11月22日 17:41 ]

ポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を容認され、記者会見する西武の中島裕之内野手。右は居郷肇球団社長

 西武の中島裕之内野手(29)が22日、西武ドームで球団フロントと交渉し、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ挑戦を申し入れて容認された。中島は「自信はある。やるからにはきっちり結果を残したいと思う」と話した。

 昨年もメジャー挑戦を訴えたが、球団側に慰留されて残留。今季終了後に再び希望を伝え、11年にわたる貢献度などが認められて受け入れられた。入札制度では最高額を提示した球団に独占交渉権が与えられ、西武は金額の下限を設けないという。今オフに同制度を利用することが決まった選手には、ヤクルトの青木宣親外野手がいる。

 中島は兵庫・伊丹北高から2001年にドラフト5位で西武に入団。04年から正遊撃手に定着し、08年には北京五輪に出場。第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でプレーした09年にはパ・リーグの最多安打を獲得した。

 ▼西武・居郷肇球団社長の話 シーズン後に検討を重ね、11年間の貢献に敬意を表し、夢を応援してあげたいという思いになった。実績を考えて、まさに機は熟した。

 ▼西武・後藤高志オーナーの話 シーズン後半、キャプテンとしてチームを引っ張り、最後まで勝利の執念を見せてくれた。活躍を期待しているし、応援したいと思う。

 ▼西武・渡辺久信監督の話 抜けてしまうことになれば戦力的には本当に痛い。しかし、長年活躍してくれた功労者だし、本人の夢をかなえてあげたい。

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2011年11月22日のニュース