村田、巨人有力!申請初日FA明言、25日手続きへ

[ 2011年11月22日 06:00 ]

横須賀での秋季キャンプを打ち上げた横浜・村田はFA宣言する意思を示した

 横浜・村田修一内野手(30)が21日、移籍を前提にフリーエージェント(FA)の権利を行使する意思をあらためて示した。球団行事が一段落した後の25日に申請手続きを行う予定で、正式にFA宣言すれば巨人が獲得に名乗りを上げるとみられる。この日からFA有資格者が権利を行使するための手続きがスタート。期間は30日までで、村田の動向に注目が集まる。

 チームが秋季練習を打ち上げた横須賀ベイスターズ球場。荷物整理を終えた村田は、FA権行使の質問に、「ソフトバンク、強かったなあ」。そしてこう続けた。「いつか僕も、ああいう舞台に立って野球がしたい。FA宣言しようと思う」。

 権利を行使すれば、複数の球団が獲得に興味を示すのは確実。その中で移籍先の有力候補となるのが巨人だ。2年連続でリーグ優勝を逃した今季は三塁手を固定できず、さらにこの日は今季17試合に三塁で出場した脇谷が自由契約になった。来季のV奪回に向けて三塁手の補強は不可欠。村田は09年のWBCに出場しており、指揮を執っていた原監督との縁もある。

 「応援してくれたファンに感謝の思いを(行動で)伝えたい」。23日のファン感謝デーに出席してけじめをつける。そして25日に申請手続きを行う予定だ。首脳陣不在のまま終えた秋季練習。「異例の終わり方でしたね。個人的には考える時間が結構あったので良かった」。村田は最後は少しすっきりした笑顔を見せ、荷物を車に詰め込んだ。

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2011年11月22日のニュース