元巨人・槇原氏も菅野を心配「投手の本能が維持できるのか」

[ 2011年11月22日 13:05 ]

会見を終え晴れやかな表情で寮に戻る東海大・菅野

 日本ハムからドラフト1位指名を受けた東海大の菅野智之投手(22)は21日、神奈川県平塚市内の同大野球部合宿所で会見を行い、日本ハム入団を拒否し、1年間浪人することを表明した。今後は東海大の施設などで練習し、来秋ドラフトで伯父の原辰徳監督(53)率いる憧れの巨人入りを目指す。

 この決断に対して、スポニチ評論家で元巨人投手の槇原寛己氏(48)は「正直なところもったいない気がする」とコメント。「高校生ならともかく大学生。肉体的に脂が乗ってくる22~23歳の1年間、実戦から遠ざかって試合で投げる体と投手としての闘争本能が維持できるのだろうか」と、実戦不足による肉体と精神への影響を心配した。

 同氏によれば「開幕に向けて肩をつくっていく際、味方相手の紅白戦とユニホームが違う相手のオープン戦では投げた後の筋肉の張りが全然違う」という。「紅白戦は内角に投げるのも遠慮するが、オープン戦は打たせたくないという本能が働いて自然と力が入る。内角も厳しく突ける。気持ちと体が打者を抑えにかかってこそ肩は仕上がっていくのだ」と、自らの経験を振り返り、菅野の今後を案じていた。

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2011年11月22日のニュース