清武代表 渡辺会長の主張に再反論「虚偽の事実を述べた」

[ 2011年11月13日 06:00 ]

東京・大手町の球団事務所を訪れた清武GM兼球団代表

巨人・清武球団代表 渡辺球団会長批判 

 巨人の清武英利球団代表兼GMが、渡辺会長の主張に対して再び反論した。

 午前0時を回って報道各社に発表した声明文では渡辺会長が10月20日、コーチ人事などについて報告を受けていたことを認めた点を指摘。同会長が11月4日、記者団に対して「俺に報告なしに勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことはありうるものかね」と話したことに「今回の談話で、お忘れになっているのではなく、虚偽の事実を述べたことは明白となりました」「意図的に虚偽の事実を述べたことは大変、遺憾なこと」とあらためて批判した。

 同代表はこの日、都内の球団事務所で桃井恒和オーナー(64)と会談。会談後は「来週から滞っている2軍コーチの人事に着手します。補強のこともきちんとやる。強いジャイアンツにすることが大事」と今後も職務を続けていくことを強調した一方で「それが残された僕の仕事の一つでもある」と球団からの処分を覚悟しているかのような発言もあった。

 その後に発表された渡辺会長の文書。清武代表は事の発端となったコーチ人事に対しても、原監督が江川氏の入閣を提案したとする渡辺会長の談話に対して「原監督がGMやオーナーになんの相談もせず、ひそかに会長に直訴したなどということは信じることができません」と真っ向から反論した。渡辺会長は今後の処分について清武代表の「反省次第」としていた中での再反論。事態は予断を許さなくなってきた。

続きを表示

2011年11月13日のニュース