創部82年目の拓大、悲願の1部昇格へ王手

[ 2011年11月13日 06:00 ]

<拓大・中大>延長13回1死一、二塁藤本(左から3人目)が右越えにサヨナラ打を放ちナインと抱き合う

東都大学1部・2部入替戦 拓大4―3中大

(11月12日 神宮)
 拓大が延長13回に藤本健太内野手(3年)の右翼線二塁打で中大に劇的なサヨナラ勝ち。創部82年目にして悲願の1部初昇格に王手をかけた。通算24回の優勝を誇る名門・中大は、08年春以来の2部降格の危機に追い込まれた。

 拓大が劇的なサヨラナ勝ちで悲願の1部初昇格に王手をかけた。延長13回1死一、二塁から、初球スライダーを右翼線に運んだ藤本は「前の打席でストライクを2球見逃して三振だったので、初球からいこうと思っていました」と笑みを浮かべた。創部82年目で1、2部の入れ替え戦出場は87年秋以来2度目だが前回も同じ中大に阻まれた。亜大の監督、総監督として26年間指揮を執った後、06年に就任した内田俊雄監督は「普段通り思い切ってのびのびやってくれればそれでいい。神宮球場?少し広告が増えたかな(笑い)」。神宮での戦いを知り尽くした名将のもと、大願成就にあと1勝と迫った。

 ▽1回戦 (拓大1勝)
中 大(1部6位)
100 020 000 000 0―3
000 000 120 000 1―4
拓 大(2部1位)

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2011年11月13日のニュース