中日、敵地で2連勝!ソフトバンク“悪夢”の10回

[ 2011年11月13日 22:03 ]

2連勝し、タッチを交わす中日ナイン

 両リーグ覇者の激突となったコナミ日本シリーズ2011第2戦は13日、福岡市のヤフードームで行われ、中日が第1戦に続き、2―1でソフトバンクを下した。1―1で迎えた延長10回2死一、二塁から森野が左前適時打を放った。ソフトバンクはまたも馬原が誤算だった。

 先発投手はソフトバンクが杉内、中日は吉見。初回、杉内は3者凡退に抑える絶好の立ち上がり。その裏、吉見は2死から内川に中前打を許したが、松田を遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 2回、中日はブランコの右中間への二塁打を足がかりに1死二、三塁と絶好の先制機を築いたが、平田が空振り三振、谷繁は右飛に倒れ、無得点に終わった。その裏、ソフイトバンクも1死三塁のチャンスをつくったが、多村が三振、福田が二ゴロで無得点。

 ソフトバンクは3回1死から川崎、本多の連打で一、二塁としたが、内川が中直、松田が右飛に倒れ、無得点。4回も先頭の小久保が左前打で出塁し、送りバントで1死二塁としたが、後続が倒れた。

 中日は3回以降、走者を1人も出せず、ソフトバンクは5回も1死から川崎が四球で出塁するも無得点。6回まで0―0が続いたが、中日は7回2死一、二塁から平田が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、1点を先制した。

 その裏、ソフトバンクは1死満塁の場面で川崎が吉見に代わって登板した浅尾から右前適時打を放ち同点。しかし、なお満塁で本多が二ゴロ、内川は一ゴロに倒れ、勝ち越しはならなかった。

 中日は8回2死一、三塁のチャンスをつくったが、ブランコが代わったファルケンボーグの前に三振に倒れた。

 9回は両チームとも得点がなく、試合は第1戦に続いて延長戦に突入。10回、ソフトバンクは馬原をマウンドに送ったが、中日は2死から荒木が二塁内野安打で出塁、井端が四球でつないで一、二塁とし、森野の左前適時打で1点を勝ち越し。その裏は守護神・岩瀬が締めた。第1戦と第2戦が延長戦となるのはシリーズ史上初めてだった。

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