シリーズ男だ!松田紅白戦で大当たり3の3

[ 2011年11月11日 06:00 ]

8回無死、右中間三塁打を放った松田

紅白戦 紅組3-2白組

(11月10日 ヤフードーム)
 ソフトバンク・松田が、ヤフードームで行われた紅白戦で3打数3安打、2盗塁。12日に開幕する中日との日本シリーズに向けて、順調な仕上がりをアピールした。

 2打数2安打で迎えた8回の第4打席。松田の糸を引くようなライナーが右中間を破った。俊足を飛ばして一気に三塁へ。西武とのCSファイナルSでは第2戦に決勝本塁打を放ったが、3試合で通算10打数1安打。「実戦があって良かった。打撃の状態はいい」と復調の手応えをつかんだ。

 松田は「CSは何度も負けて、厳しいものだと思っていた」と不調の原因は目に見えない重圧だったと振り返った。しかし、今回は違う。「日本シリーズは大きな舞台なので楽しむというか、のびのびやるだけ」。技術面では体が前に突っ込んでいた悪癖を修正。藤井打撃コーチは「やってくれると思う」と期待した。

 DH制がないナゴヤドームでの第3~5戦では4番を打つ可能性が高い松田だが、この日は打つだけではなく2盗塁と足でも魅せた。万能ぶりは秋山監督と重なる。指揮官は91年に西武、99年にダイエーで日本シリーズMVPを2度受賞。「日本一になるのはホークスだと思ってやる」。松田が「シリーズ男」の称号を秋山監督から引き継ぐ。

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2011年11月11日のニュース