強い目線で挑戦訴える…青木、30歳を前に“決断”

[ 2011年11月8日 20:02 ]

 ヤクルトの青木が入札制度を利用しての大リーグ挑戦を決断した。海外移籍も可能なFA資格取得条件を満たすのは早くても2013年。来年1月に30歳となる今オフは、決断へのひとつのタイミングだった。

 7日に会談した衣笠社長によると「強い、食い入るような目線」で、早大時代からの夢だった大リーグ移籍を訴えたという。近年は公の場で思いを口にすることはなかったが、関係者によると米国での用具の供給態勢を詰めるなど、準備を進めていた。10月に第1子となる長女が生まれ、身辺は落ち着いている。

 昨季まで6年連続で打率3割をマークし、周囲も「天才」と認める球界屈指の打者。だが、今季は飛ばない統一球の対応に苦しみ、力のない内野ゴロが増えるなど2割9分2厘に終わった。

 3年目の06年に41盗塁で盗塁王に輝いたが、今季は小さな故障が多く8盗塁にとどまった。中堅の守備でも不安定なプレーが時折出た。ヤクルトが移籍を容認した場合、次は大リーグ球団の評価が焦点となる。

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2011年11月8日のニュース