青木がメジャー挑戦へ 衣笠社長がポスティング容認

[ 2011年11月8日 18:40 ]

ポスティングシステムによるメジャー挑戦を希望しているヤクルト・青木

 ヤクルトの青木宣親外野手(29)が今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を球団に申し入れたことが8日、分かった。衣笠剛球団社長が明らかにした。同社長は「私見としては、お手伝いしたい気持ちはある」と話し、容認する姿勢を示した。

 衣笠社長によると、青木とはクライマックスシリーズ(CS)で敗退した翌日の7日夜に30分ほど会談した。「大学時代からの大きな夢でぜひにでも行きたい、とのことだった。前向きに考えてあげたいが、球団として受け入れるかは協議して決めたい」と話し、10日までに役員の意見をまとめて決断する予定。

 青木が海外移籍も可能になるフリーエージェント(FA)の資格取得条件を満たすのは、早くても2013年。06年オフに、入札制度を利用しての将来的な米移籍を訴えたことはあるが、以降は公の場で意思を明らかにしていなかった。

 青木は宮崎・日向高から早大を経て、04年にドラフト4巡目で入団。昨年の209安打などシーズン200安打を2度達成し、首位打者に3度輝いた。今季は打率2割9分2厘に終わり、2年目から続けてきた3割が6年連続で途切れた。

 ▼ヤクルト・衣笠球団社長の話 球団として受け入れるかは協議して決めたい。彼も一大決心をして来たので、私もきちっと話を受けた。貢献度は十二分に認識している。できれば前向きに考えてあげたい。

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2011年11月8日のニュース