「FAの件も考えたい」広瀬が電撃渡米、去就決断も…

[ 2011年11月8日 07:38 ]

 国内FA権を取得し、去就が注目される広島・広瀬純外野手(32)が7日、成田空港から電撃渡米した。ロサンゼルスの施設での自主トレのため、現地には約2週間滞在する予定。「方向性が見えるまでFAの件もじっくり考えたい」としており、権利行使か否かの結論を渡米中に下す可能性を示唆した。

 今回の行動はFA権取得と関係なく、シーズン中から計画。右大腿二頭筋損傷などで出場73試合に止まった今季。「故障が起きやすい体質を変え、1シーズン動ける身体を作らないと終わってしまう」。FA権の行使如何(いかん)を抜きにして、危機感から自己投資に踏み切った経緯を明かした。

 「身体が丈夫だったら、もっとやれると思っている。勉強したことをオフの練習に生かし、来季以降につなげたい」

 FAの喧噪(けんそう)から離れる現地では、自分を見つめ直す時間も十分ある。4日の1回目の残留交渉で、球団は出来高を含む3年総額2億7千万(推定)を提示。鈴木球団本部長には「レギュラーとして頑張ってもらいたい」と慰留された。

 「ありがたい話。悔いのないよう、現地でよく考えたい」。球団とは必要に応じて国際電話で連絡を取る考え。渡米先での電撃決着はあるか―。

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2011年11月8日のニュース