横浜DeNAラブコールに桑田氏「光栄なこと」

[ 2011年11月8日 06:00 ]

横浜DeNAの新監督候補に浮上している桑田氏

 横浜ディー・エヌ・エー(DeNA)の新監督候補に浮上している桑田真澄氏(43)が7日、スポニチ本紙の取材に「光栄なこと」と思いを明かした。桑田氏は巨人でのプレーを経て、パイレーツ時代の08年3月に現役を引退。その後は早大大学院に入学するなどアマチュアも含めた球界全体に関する見聞を深めてきた。それらを「準備期間」と位置づけ、自身の現状としてプロ球界への復帰についても前向きな考えを示した。

 自身がユニホームを脱いでから約3年8カ月。桑田氏は、新たなスタートを切る新生横浜DeNAベイスターズの新監督候補に浮上していることについて、「そうやって名前を挙げていただけることは、非常にありがたいこと。光栄です」と話した。同社の春田真会長(42)が求める「若くて語れる人がいい」との理想像にマッチする人材。有力候補としてリストアップされているとの報道に、「光栄」との言葉で応えた。

 DeNA側は同じく巨人OBで前ヤクルト監督の高田繁氏(66)をGM候補に挙げており、今後は「桑田監督」への正式な就任要請などの作業を急ピッチで進めていくとみられている。桑田氏はPL学園時代は清原(元オリックス)との「KKコンビ」で甲子園を沸かせ、巨人でも通算173勝をマーク。巨人退団後には38歳にしてメジャー球界にも身を投じた。それら豊富なプレー経験に加え、引退後には球団経営の仕組みなども含めた球界のさまざまな事象を学び、吸収してきた。今度はユニホームを着て、恩返しの意味も込めて自らの持っている全てをプロ球界に還元する。その時期が、近い将来に迫っているのは間違いない。

続きを表示

2011年11月8日のニュース