締めは“トリプルK”…万全の零封リレー

[ 2011年4月4日 06:00 ]

復興支援試合 阪神6―0横浜

(4月3日 横浜)
 阪神は開幕投手に内定している能見を6回で代えた後に“トリプルK”をつないだ。7回を久保田、8回を小林宏、6点差へ広げた9回を球児(藤川)で締めた。

 前回3人がそろって登板した先月24日の広島との合同練習では小林宏と藤川が失点していた。開幕を8日後に控え、同じ失敗はない。小林宏は打者3人を完封、2点の優位を保ったままバトンをつないだ。

 「開幕しているものと思って投げました。2点差でいい緊張感がありました。どれだけ低めに球を集められるか。それが自分のピッチングスタイルなので」

 藤川も最終回を打者3人で片付けた。「グラウンドに出たら自分がやらないといけないことだけを考えた。全力でやるだけだった」。震災の被災地支援を願う慈善試合。高まる心身は開幕へ向かう。「最終調整の段階。このまま入ってもいいくらい。ちょうどいい感じで夏場を迎えられそう。でも、準備期間があるので、もうちょっとやれることをやる」

 零封継投に真弓監督は余裕感すらのぞかせた。「点差がついたら3人とも使わなくてもいい。今年はこういう試合を多くしたい」。理想的な先行逃げ切りに自信を膨らませていた。

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2011年4月4日のニュース