慶大・江藤監督「斎藤君は怖い存在」…スポニチフォーラム

　第１４回スポーツニッポンフォーラムは２５日、東京ドームホテルで「アマチュア野球に注目！」と題したシンポジウムを開催。大学球界から慶大の江藤省三監督（６８）、社会人球界から五輪３大会出場の杉浦正則・日本生命前監督（４２）をパネリストに迎え、アマ野球について熱く語り合った。

　昨年冬に就任したばかりの江藤監督は巨人、中日でのプレー経験から「プロと学生はバットスピードが違う」と認識し、冬季練習では２カ月間、素振りだけを選手にさせたという。その成果が春季リーグ優勝につながったが「振り返ってみるとぞっとすることばかり。秋は早稲田の斎藤君が調子良さそうなので、怖い存在です」と率直な心境を明かした。
　プロに誘われながらも生涯アマを貫いた杉浦氏は「世界で戦うことに憧れてアマに残った。（２０００年の）シドニー五輪でプロも出場可能になった時は複雑でしたが、プロ選手が負けて涙を流しくれたのはいい思い出です」と１０年前を振り返っていた。