高橋尚 日本人最多8勝目転がり込むも「微妙だね」

[ 2010年8月25日 11:32 ]

マーリンズ戦の9回から登板し1回を無失点、チームがサヨナラ勝ちし今季8勝目を挙げたメッツ・高橋

 メッツの高橋尚成投手は24日、ニューヨークでのマーリンズ戦に同点の9回から3番手で登板し、1回1安打無失点。チームは9回に6―5でサヨナラ勝ちし、高橋に今季8勝目(6敗)が付いた。

 メッツの高橋が好救援で8勝目を挙げた。登板直前に打線が同点に追いつき迎えた9回を無失点で乗り切ると、その裏にチームはサヨナラ勝ち。殊勲打のカスティーヨの頭を何度もたたいた高橋は「チームが勝ったことが大きい」と喜んだ。
 先頭打者のヘイズを初球の外角球で二飛に打ち取り、リズムに乗った。2死から強打者ラミレスには鈍い飛球が右翼線へ落ちる不運な二塁打を許したが、次打者を内角速球で中飛に仕留めた。「先頭打者を初球でうまく打ち取れたのが一番大きかった。自分の投球は引き続きできている」と満足そうに振り返った。
 今季は中継ぎ、先発、そして抑えとあらゆる役割で貢献してきた。役割の違いから単純に比較できないとはいえ、松坂(レッドソックス)黒田(ドジャース)と並び、今季日本投手最多の勝ち星となった。左腕は「微妙だね。勝ちが付いたのはチームがうまく試合を進めたから」と謙遜しながらも、うれしそうだった。(共同)

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2010年8月25日のニュース