ヤクルトの相川“元夫”三浦に恩返し弾！

＜ヤ・横＞３回１死、ソロ本塁打を放ちハイタッチをかわすヤクルト・相川亮二

　【ヤクルト１０―１横浜】正妻捕手がかつての“夫”から移籍１号を放った。７点リードの３回１死。横浜からヤクルトにＦＡ移籍した相川が、長年バッテリーを組み横浜にＦＡ残留したエース・三浦の直球をとらえた。左翼席に陣取る横浜ファンは、スタンドに飛び込む白球を複雑な表情で追った。

　ヤクルト移籍を決めた今年１月、「いい戦いをしよう」と激励してくれた先輩からの一発。「“（相手は）横浜だ…”と思うことはある。でも、試合に入ればやっつけないといけないし、相手が誰であろうとつぶしにいく。いい戦いができればと思っている」と感傷を押し殺した。高田監督は「リードは安心して見ていられるし、打つ方も期待できる。切れ目のない打線になるよね」と期待した。オープン戦終盤はフル出場でリリーフ陣との連係も調整。「リードに１００％重きを置いている。その中で（安打が）１本出れば」と責任感をにじませていた。