【玉ノ井親方 視点】平戸海、前に出る意識で目を見張る出足

[ 2026年5月13日 05:30 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2026年5月12日    両国国技館 )

<夏場所3日目>高安(手前)を破った平戸海(撮影・田中 和也)
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 今場所の平戸海は出足の鋭さが際立っている。高安戦は相手のもろ手を下からはね上げ懐に入ると一気に走った。1メートル78、141キロと決して大きい方ではないが、前に出る馬力は目を見張るものがある。右を差して左前まわしを引く自分の形を持っていて、どんな相手にも真っ向勝負できっぷの良い相撲を取る。前日の熱海富士戦も右四つの形になると56キロも重い相手を難なく寄り切った。

 直近3場所は前頭3枚目が一つの壁になっていた。九州場所は4勝11敗、先場所は7勝8敗と負け越し、上位の壁にはね返された。左前まわしを欲しがって反応が遅れたり相手の動きを見すぎてテンポが悪くなっていたのが苦戦の原因だった。ただ今場所はとにかく前に出て、相手に圧力をかけようという意識が出足の良さにつながっている。活躍を期待したい力士の一人だ。(元大関・栃東)

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