【高校ラグビー】大阪桐蔭 WTBモレノで初戦突破「目標は優勝」寝坊で練習遅刻…反省胸に走った決めた

[ 2025年12月31日 05:30 ]

第105回全国高校ラグビー2回戦   大阪桐蔭61―3光泉カトリック ( 2025年12月30日    花園 )

<大阪桐蔭・光泉カトリック> 前半、力強く前進する大阪桐蔭・モレノ(撮影・大森 寛明)
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 反省の思いも胸に、高校日本代表候補の大阪桐蔭WTBモレノ経廉(つねきよ)ザンダーは必死に走った。7―0で迎えた前半17分、防御網を突破したSO矢守をサポートしながら追走。加速する背番号10に「ちょっと待って」と声を掛けながら全力で追いかけ、ボールを受けると自慢の快足を生かしてインゴールに飛び込んだ。

 「パスをもらって前に運ぶのが自分の役目。絶対にトライしようと思っていたので、うれしいです」

 ケガの影響もあって1、2年時に花園経験はなく、これが初めての大舞台。米国人の父、日本人の母を持つ身長1メートル83の大型フィニッシャーが1トライで圧勝劇に貢献した。

 2学年上の兄・功乃(こうだい)レインも大阪桐蔭出身ながら、メンバーに入れず聖地には立てなかった。努力を重ねてレギュラーの座をつかみ、大阪府大会を勝ち抜いた。テンションは高まるばかりだったが、12月に入って不測の事態が生じた。「遅刻しちゃって…」。寝坊で練習に遅れる大失態。京都府久世郡久御山町から片道1時間半をかけて通学する身だが、それは言い訳にならない。反省の意を示すべく、母にバリカンで丸刈り頭にしてもらった。

 迎えた初戦。先発メンバーとして送り出されたからには、やるしかなかった。大阪桐蔭にとって、7大会ぶり2度目の全国制覇がかかる今大会。「目標は優勝。個人としては、世代No・1のWTBになることです」。卒業後は帝京大に進学予定の背番号14。最初で最後の花園で、頂点まで駆け上がる。 (西海 康平)

 ◇モレノ経廉ザンダー(もれの・つねきよ・ざんだー)2008年(平20)1月29日生まれ、京都府出身の17歳。米国人の父と日本人の母を持ち、4歳でラグビーを始める。城陽RS、藤森中を経て大阪桐蔭に入学。50メートル走6秒2。高校日本代表候補。憧れの選手は高本とむ(BR東京)。身長1メートル83、85キロ。WTB。

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