【フィギュア】坂本花織が連覇 浅田真央に並ぶ4度目頂点 若手台頭も今季世界最高得点で“雪辱”

[ 2025年11月9日 05:15 ]

フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日 ( 2025年11月8日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュアNHK杯最終日>女子フリー、演技を終えガッツポーズの坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 女子では、前世界女王の坂本花織(25=シスメックス)がフリー150・13点、合計227・18点とも今季世界最高得点を叩き出して大会を連覇。日本女子では浅田真央に並ぶ歴代2位タイの4度目の優勝を飾った。来年2月のミラノ・コルティナ五輪の選考材料となるシリーズ上位6人による12月のファイナル(名古屋)進出を決めた。男子は22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が合計287・24点で日本男子初の3連覇を達成した。

 会心の演技を終えた坂本が、満面の笑みで両手を振りかざした。フリー「愛の讃歌」を熱演し、ジャンプも冒頭のダブルアクセルから全て成功。フリー、合計点ともに今季世界最高得点をマーク。優勝インタビューで知らされると「あらまー」と驚いて笑いを誘った。2位に27・18点差をつける圧勝だった。

 「地元の関西での国際大会。身近な方々に見てもらえるチャンスでもあったので、そこでいい演技ができてホッとしている」

 本番前には緊張するのが常で、この日も演技前の6分間練習でスケート靴のブレードにカバーをつけたままリンクに入ってしまった。「痛恨のミス…」と苦笑いしながらも落ち着きを取り戻した。

 シーズン前に今季限りでの現役引退を表明。来年2月のミラノ・コルティナ五輪を集大成と位置づける中、GPシリーズは10月の第1戦フランス大会で17歳の中井亜美に次ぐ2位。心に火がついた。その悔しさは中井がマークした今季世界最高得点を更新して雪辱してみせた。

 「自分が2位になるときは意味のあることが多い。取りこぼしもあったし“気を抜いている場合ちゃうぞ”と」。帰国して4日後には息つく暇なく地元の全兵庫選手権に出場した。通常の貸し切り時間だけでなく、一般営業の時間にもリンクに行って練習。自身にとって最後のNHK杯に備えた。

 日本女子では浅田真央に並ぶ歴代2位タイとなる4度目の優勝。GPファイナル進出も決めた。若手が台頭する中でも「そりゃ負けたくない。次世代に譲るのはもう数カ月待って」と笑う25歳。集大成の大舞台まで走りきる。

 ▽フィギュア五輪への道 各3枠の男女は全日本選手権(12月19~21日、東京)優勝者が自動的に代表入り。2、3人目は全日本の2、3位、12月のGPファイナル(名古屋)の日本勢上位2人、全日本終了時のシーズン最高得点上位3人などから総合的に選ぶ。2枠のペアは全日本1、2位と、全日本終了時のシーズン最高得点などを基に選考。日本の団体出場が決まった場合、アイスダンスはペアと同じ基準を適用する。

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