角界屈指の人気力士・遠藤が引退 35歳で 両膝限界で決断 年寄「北陣」襲名へ近日中にも発表

[ 2025年10月28日 05:30 ]

引退を決意したことが分かった遠藤
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 大相撲の人気力士で元小結の遠藤(35)=本名遠藤聖大、追手風部屋=が現役引退を決意したことが27日、分かった。今後は年寄「北陣」を襲名し、追手風部屋で後進の指導に当たる予定。関係者によると、近日中に引退を発表するという。

 慢性的な痛みを抱えていた両膝は限界に達していた。遠藤は7月10日に都内で右膝の手術に踏み切った。年齢的にも勇気を伴う決断。名古屋場所は全休し、8月の健康診断では引退の可能性を否定していたが、秋場所も左膝の手術で全休を強いられた。この日発表された九州場所の番付では13年名古屋場所から守っていた関取の座を失い、東幕下3枚目に転落していた。

 日大4年時に国体と全日本選手権を制覇。史上2人目の幕下10枚目格付け出しでデビューし、当時最速3場所で入幕するなどざんばらでの活躍が話題となった。差し身の良さに加え、まわしを取ってからの多彩な攻めなど玄人好みの取り口でファンを魅了。永谷園がテレビCMに起用し、女性誌にも扱われるなど不祥事で低迷した相撲界の人気回復の立役者となった。

 口数は少なかったが、昨年あたりから支度部屋でも笑顔で応じることもあった。大きな地震に見舞われた出身地の能登半島を勇気づけるため一日でも長く現役を続けることを目指したが、東前頭11枚目で9勝を挙げた5月の夏場所が最後となった。

 ◇遠藤 聖大(えんどう・しょうた)1990年(平2)10月19日生まれ、石川県穴水町出身の35歳。石川・金沢学院東高(現金沢学院大付高)から日大に進み、4年時に全日本選手権と国体成年Aを制し、幕下10枚目格の資格を有す。追手風部屋に入門し13年春場所に初土俵。十両は1場所で通過し同年秋場所に幕下付け出しから3場所での新入幕を果たした。幕内は69場所務め最高位は小結。通算成績は527勝494敗88休。殊勲1、敢闘1、技能4。金星7個。得意は突き押し、左四つ、寄り。1メートル84、144キロ。

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