【国スポ】雷親方の長男・垣添玄空が角界入りを明言 埼玉栄チームは高校最後の団体戦で準優勝

[ 2025年10月1日 14:07 ]

高校最後の団体戦に臨む埼玉栄高の垣添玄空(右)。後方左には父・雷親方の姿も
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 国民スポーツ大会(旧国民体育大会)相撲競技が30日、滋賀県長浜市の県民共済ドーム長浜で行われた。競技2日目のこの日は、少年(高校生)の部団体決勝トーナメントと個人戦、成年の部団体予選が行われた。少年(高校生)の部団体戦は、鳥取県が2年連続8度目の優勝を果たした。

 埼玉栄高のメンバー5人で構成される埼玉県は、決勝で鳥取県に敗れて準優勝。今季は弘前大会3位、高校総体3位、宇佐大会準優勝と上位に名を連ねていたが、今季初めての優勝には届かなかった。準々決勝では石川県に3―2で辛勝。2―2の大将戦で高校総体個人戦準優勝の永松慧悟(2年)が石川県の中村颯斗(金沢学院大附属高1年)に一気に寄り倒されたが、相手の痛恨の勇み足でなんとか白星を拾って準決勝に駒を進めた。危ない展開を経て気合が入ったのか、準決勝は神奈川県を5―0で圧倒。決勝は中堅戦を終えて2―1で先に王手をかけたが、惜しくも逆転負けを喫した。

 団体メンバー5人のうち唯一の3年生として奮闘したのが、二陣の垣添玄空(はるく)。予選から決勝までの全7試合で6勝1敗で、決勝の鳥取戦では高校総体個人戦8強の川崎永遠(2年)を土俵際見事なうっちゃりで破った。それでも「最後に優勝して(監督の)山田先生と(監督夫人の)早苗さんを胴上げしたかった」と団体としての惜敗を悔しがっていた。スポーツ経験のない状態から始めた3年間の高校相撲はこれで一区切り。それでも、将来性豊かな大器は「これからまた稽古するしかない。遊んでられるほど強くないので」とすぐに次のステージへ視線を向けていた。

 父は大相撲の雷親方(元小結・垣添)で、母は女子相撲元全日本王者の垣添栄美さん。秋場所を終えた直後の29日朝から、親方、おかみ、部屋頭の幕内・獅司、三段目・若雷(埼玉栄・永松慧悟の兄)も含め“雷ファミリー”総出で応援に駆けつけていた。高校最後の試合を見守った雷親方は「よく頑張ったと思います。(入学時は)タオル持ちでいいから逃げずに頑張れ、と言って送り出した。ゲームばかりしていた子がこうやってレギュラーで試合に出る姿は想像もできなかった。(監督の)山田先生と(監督夫人の)早苗さんに感謝ですね」と感慨深げに話した。

 進路については、父も母も一切口出しせず本人に任せているという。「これから何と言ってくるか、楽しみですね」と親方。本人はこれまでもプロ入りを公言しており、この日も「雷部屋に入って大相撲で活躍したい」と改めて明言した。夏休み中には実家の雷部屋で稽古に参加しており、既に三段目力士と互角の力があるという。期待の大きな2世力士が、また新たに誕生しそうだ。

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