琴勝峰 速攻6連勝で首位並んだ! 2敗に平幕4人の大混戦も平常心「まだ4日ある」

[ 2025年7月24日 05:00 ]

大相撲名古屋場所11日目 ( 2025年7月23日    IGアリーナ )

琴勝峰(右)が寄り切りで隆の勝を破る
Photo By 共同

 平幕の琴勝峰が隆の勝を寄り切りで破り2敗を守った。右差しから一気に前に出る速攻相撲で6日目から6連勝。1敗の単独首位だった一山本が小結・高安に敗れたために首位に並んだ。新横綱・大の里は関脇・霧島を上手ひねりで退け、勝ち越し。2敗で安青錦、一山本、新入幕の草野、琴勝峰の平幕4人が首位に並び、1差で大の里ら6人が追う大混戦となった。

 F1マシンのように1メートル90、167キロの巨体が猛スピードで駆け抜けた。館内があっけにとられている中、土俵中央で琴勝峰はどうだといわんばかりに胸を張った。重厚な出足に定評のある隆の勝の当たりを食い止めると、右差しから一気に走る速攻相撲。イメージ一新の攻めに「立ち合いでうまく右が入り、足が出た。いい手応えだった」と、好感触を口にした。

 6日目から怒濤(どとう)の6連勝。2敗を守って首位に並んだ。優勝争いのトップに名を連ねるのは、貴景勝と千秋楽相星決戦で敗れた23年の初場所以来。ケガなどもあって上位に定着できず十両転落も経験したが、今場所は大関級と言われる素質の片りんを随所にのぞかせている。

 好調の要因を問われると「焦って出る相撲が少なくなった」と分析する。これまでは肩に力が入り気持ちが空回りすることが多かったが、今場所は適度な脱力を意識する。「抜きすぎてもダメ。適度のバランスも必要」。加えて新入幕を果たした弟・琴栄峰の存在も大きい。初土俵は約4年後だが、今場所の番付は2枚差。尻に火が付き、抜かれたくないという思いも芽生えている。部屋付きの粂川審判部副部長(元小結・琴稲妻)も「弟(琴栄峰)が上がってきて、いい刺激になっている」と評した。

 序盤は全くのノーマークだったが、気がつけば4人で形成される先頭集団の一角に加わっていた。「まだ4日ある。一日一日に集中して強くなっていければ」。力まず、適度な脱力を心がけ、平常心のまま星を伸ばしていく。

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