若元春 “べらぼう”金星 大河出演効果?豊昇龍撃破で名古屋の“主役”へ

[ 2025年7月15日 04:30 ]

大相撲名古屋場所2日目 ( 2025年7月14日    IGアリーナ )

若元春は寄り切りで豊昇龍を破る(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 平幕・若元春が横綱・豊昇龍を寄り切りで破り、新会場IGアリーナの金星第1号となった。10連敗中だった天敵を宝刀の左四つで攻略し、昨年初場所の照ノ富士戦以来の金星でかつて大関最右翼と呼ばれた人気力士が地力を示した。豊昇龍は通算6個目の金星を配給。横綱・大の里は平幕・安青錦を一気の押し出しで下し、2連勝とした。

 新会場で金星1号は若元春だった。「正面からだと一方的な相撲を取られることが多かったので、横から攻めようと」。立ち合いで豊昇龍の張り差しを阻み、いなして左を差す。苦し紛れに相手が巻き替えに来た。その瞬間、前に出て力強く寄り切った。「横綱に勝てること自体めったにあることじゃない。今日の経験を自分の人生に生かしたい」と力を込めた。

 2年前の名古屋場所では豊昇龍、大栄翔とともにトリプル大関獲りに挑んだ。9勝を挙げるも、場所後に笑ったのは12勝で優勝した豊昇龍。悔しさだけが残った。あれから2年。宝刀の左四つを対策されることが多くなったが「毎日が勉強」と理想を追い求めた。

 先月放送されたNHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に遠藤、錦木と一緒に関取役で出演し、横浜流星や峰竜太とも共演した。度胸がつき、注目を力に変えるすべも身についた。支度部屋では報道陣に「明日、千秋楽?明日勝ったら勝ち越しにしてくれないかな」とおどけるなど上機嫌。べらぼうには「常識外れ」「桁違い」などの意味がある。きょう3日目は西の横綱、大の里戦。べらぼうなパワーを見せるのはまだここからだ。(中村 和也)

続きを表示

この記事のフォト

「照ノ富士」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年7月15日のニュース