女子バスケ監督もベタ褒めで期待 19歳・田中こころに「アジアトップのPGを目指してほしい」

[ 2025年6月29日 04:30 ]

取材に応じる19歳の田中こころ
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 7月13日開幕のアジア杯(中国・深セン)を控えるバスケットボール女子日本代表が28日、都内で強化合宿を公開した。コーリー・ゲインズ新監督(60)の下で今月4試合を消化し、ポイントガード(PG)として圧倒的な存在感を見せるのがチーム最年少の田中こころ(19=ENEOS)。2大会ぶりアジア制覇への不可欠なピースとして、指揮官はアジアNo・1の司令塔になることを厳命。新体制の申し子として英才教育を施す。

 期待の表れだった。ゲインズ監督は田中の評価を問われると迷わず言った。「良いものを持っている。アジアトップのPGを目指してほしい」。メンバー15人の最年少19歳へ成長を促した。田中は「そう思ってくれているからには期待に応えないといけない。もっともっと頑張っていきたい」と自覚を込めた。

 才能が開花しつつある。新体制初戦の今月7日の台湾戦では先発として代表デビュー。開始13秒で3点シュートを沈めるなど10点を記録した。高校時代はシューターだったが、役割を明確化しないポジションレス・スタイルのPGとして見事にはまった。田中は「PGは何でもしないといけないけど、何でもして良いポジションと監督から伝えられ、概念が変わった」と言う。

 愛称は「ココ」。毎日成長に必要な心構えを説かれるなど、まさに英才教育を施されている。最大の武器である得点力とスピードに加え、視野の広さ、献身性や度胸の強さなど「教えられない強みを持つ」と指揮官。「見れば分かる。将来良い選手になる」とベタ褒めだった。

 7月3、4日に東京・有明アリーナでデンマークとの2連戦を経てアジアの覇権奪回に挑む。「思い切ってやるだけ」と田中。惨敗したパリ五輪から1年、ニューヒロインが生まれようとしている。 (大和 弘明)

 ◇田中 こころ(たなか・こころ)2006年(平18)1月10日生まれ、大阪府出身の19歳。中学では地元のクラブ「KAGO」に所属。名門の愛知・桜花学園高時代は21年の全国総体とウインター杯2冠。卒業後の24年からENEOSに加入し、1年目の昨季は控えで1試合平均3.6得点、1.4リバウンド、0.9アシスト。世代別代表として22年U―16アジア杯準優勝、24年U―18アジア杯3位に貢献。1メートル72。趣味は音楽鑑賞。

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