【柔道】22年世界女王の堀川恵が現役引退を発表「最高の柔道人生だった」

[ 2025年6月25日 16:05 ]

引退会見で満面の笑みを見せる堀川恵
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 柔道女子63キロ級で、22年世界選手権覇者の堀川恵(29=パーク24)が25日、現役引退を発表した。東京都内のパーク24グループ本社で会見に臨み、「これまで五輪を目指して走り続けてきたが、ようやく少し立ち止まってみてもいいかなと思った。選手としては一区切りだが、柔道への愛は変わらない」などと報告した。

 長野県塩尻市出身の堀川は、高校柔道部指導者だった父の影響で5歳で柔道を開始。地元の松商学園高2年だった12年12月には、グランドスラム(GS)東京大会を制し、17歳1カ月のGS優勝最年少記録を打ち立てた。その後は五輪代表候補と目されながらも伸び悩み、16年リオ、21年東京と2度の五輪を逃した。

 20年7月には東海大OBで警視庁所属の柔道選手と結婚。堀川姓となって初戦だった同年11月の講道館杯を制すと、22年2月にはGSテルアビブ大会で約10年ぶりのGS制覇を達成。同年の世界選手権も制し、24年パリ五輪代表争いの先頭に躍り出たが、その後高市未来の追い上げに遭い、三たび代表入りはならなかった。

 引退を意識したのはその時期だったといい、「最後に決定したのは(今年4月の)選抜体重別選手権を欠場した後。これからも第一線で戦う準備ができるとは思わなかった」という。自身で決断した後は所属の園田隆二監督や夫に相談したが、ともに「こればかりは本人が決めることだと、賛成してくれた。最後は自分の意思で決めることができた」と振り返った。

 会見中は笑顔を見せながらも、パリ五輪代表争いで敗れたことに質問が飛ぶと、「ふたをしたい記憶というのが正直な気持ち。あの瞬間の記憶を思い出すと、何度も苦しくなる。本当にそれくらい特別な記憶」と話し、涙を流した堀川。今後は6月いっぱいでパーク24を退社し、夫が勤務する北海道に転居する予定で、「柔道教室などに積極的に参加したい。いろんな人に恵まれ、最高の柔道人生だった」と話した。

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