【レスリング】残り0秒17「絶対チャンスある」 元木咲良“逆転”Vで世界切符

[ 2025年6月23日 04:41 ]

レスリング 明治杯全日本選抜選手権最終日 ( 2025年6月22日    東京体育館 )

女子62キロ級決勝、尾崎野乃香(右)に勝利した元木咲良(左)(撮影・小海途 良幹)
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 女子62キロ級で24年パリ五輪金メダルの元木咲良(23=育英大助手)が決勝、その後のプレーオフ(PO)でパリ五輪68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(22=慶大)に連勝し、9月の世界選手権(ザグレブ)代表に内定した。男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(24=カクシングループ)、同グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚(24=マルハン北日本)の2人の五輪王者も、決勝とPOを制し、代表に決まった。

 パリ五輪代表の座も争った、メダリスト同士による頂上決戦。最後に勝敗を分けたのは「絶対に最後、取りにいける」という元木にみなぎる自信だった。

 決勝は1―3で迎えた残り1分で追い付き、3―3の同点ながらラストポイントで勝利。約1時間後のPOもシーソーゲームとなり、残り30秒で2点のリードを許す展開に。それでも「攻め続ければ、絶対にチャンスはある」と片足タックルから仕掛け、残り0秒17で相手をマットに倒して“逆転”。「最後に力を出し切ったので、時間内(の得点)になった。体が反応した感じ」と振り返った。

 年明けから本格的に練習再開。昨年3月に育英大を卒業し、必ずしも学生部員と同じ練習をする必要はないが、現在も「6時半と(午後)4時半から、学生がやる練習をやっている」という。反り投げからのフォール勝ちで強烈なインパクトを残したパリ五輪準決勝は「実力ではない。奇跡の奇跡」と今も語るが、この日の2試合には「練習を重ねてきた成果」と胸を張った。

 過去2回は頂点に届いていない世界選手権代表に内定し、10月にはU23世界選手権(セルビア)も控える。一気に制すれば日本人では須崎優衣に続く史上2人目のグランドスラム(世界5大タイトル獲得)達成。世界の舞台でも最後まで諦めない戦いを貫く。 

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