【SVリーグ】サントリーが初代王者 高橋藍「この優勝は大きい」世界の頂点へ

[ 2025年5月6日 06:00 ]

大同生命SVリーグ 男子チャンピオンシップファイナル第2戦   サントリー3―0愛知 ( 2025年5月5日    ララアリーナ東京ベイ )

<サントリー・愛知>優勝し喜ぶ高橋藍(後列中央)はじめサントリーの選手ら(撮影・小海途 良幹)
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 2戦先勝方式のプレーオフ男子決勝第2戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが4位の愛知に3―0でストレート勝ちし、2連勝で昨秋開幕したリーグの初代王者に輝いた。パリ五輪日本代表の高橋藍(23)はバックアタック6本を含む18得点と躍動。アタック決定率は71・4%を記録するなど獅子奮迅の活躍でプレーオフのMVPに選ばれた。

 心の底から笑える瞬間が訪れた。SVリーグに戦場を求めてから望んだ初代王者の称号。自分の力で奪ったタイトルに、高橋藍は誇らしげに胸を張った。

 「優勝できてホッとしています。ファイナルでチームとしての集大成、今季一番のいいバレーが出せました」

 大舞台に真価を発揮するのが、超一流の証明だ。不調で途中交代を強いられた第1戦から中1日。背番号12はいつも以上の輝きをコートで放った。

 第1セットから大宅が上げるトスを確実にポイントにつなげていく。強打だけではない。相手の動きを見極め、フェイント、武器のバックアタックもミスしない。21得点のムセルスキーに次ぐチーム2位の18得点でも、バックアタックは7本中6本成功。確実性の高いプレーで愛知に流れを渡さなかった。

 「(接戦の)1セット目を落としたら、2セット目以降も難しかったと思う。1点にこだわったことが勝ちにつながった」

 1ポイント、そして勝利への執念は、リーグ元年の戦いで培ったものだ。3年間プレーしたイタリアを離れ、昨年7月にサントリーへ加入。合流直後は連係不足に加え、足首の不調も重なり、自信を失いかけた。大阪Bとの開幕戦(昨年10月11日)は0―3。嵐の船出だった。

 「(昨年12月の)天皇杯優勝が自信になった。そこから自分たちを信じて戦い抜くことができた」

 振り返る声が誇らしい。悲願のタイトルを手にしても満足はしていない。アジアの頂点を決めるチャンピオンズリーグが来週開幕。大阪・関西万博のスペシャルサポーターも務める23歳は、その先に大きな野望も抱く。

 「日本で1位にならなければ、世界一のクラブチームになるのは難しい。その意味で、この優勝は大きい」

 世界の頂点へ――。高橋藍は、まだ夢の途上にいる。 (堀田 和昭)

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