阿武剋 4連勝 ちょんまげ旋風の予感 「荒れる春場所」演出

[ 2025年3月13日 04:41 ]

大相撲春場所 4日目 ( 2025年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )

寄り切りで宝富士に勝利した阿武剋 (撮影・後藤 大輝)
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 平幕・阿武剋が宝富士を寄り切り、初日から4連勝とした。モンゴル出身で日体大時代に学生横綱にもなった逸材が、昨年新入幕Vを飾った尊富士に続き「荒れる春場所」でのちょんまげ旋風の予感を漂わせた。6人いた勝ちっぱなしは大関・大の里らが敗れたため、平幕・遠藤との2人となった。新横綱・豊昇龍は豪ノ山をはたき込んで3勝1敗。初のカド番で臨む琴桜は若隆景を押し出して星を五分に戻した。

 阿武剋が体勢を沈め、一気に出た。相手得意の左四つ。だが宝富士に引き付けられる前に土俵外へ運んだ。「立ち合いがうまくいった。先に中に入っていく今日みたいな相撲を取っていきたい」。怒濤(どとう)の4連勝。得意の速攻がさえ、笑顔を見せた。

 兄弟子の元小結・阿武咲が昨年12月に引退。昨年秋場所で新入幕の阿武剋が「部屋頭」になった。自覚と責任感が増し、以後は「結果を出すこと」で務めを果たそうと努力を重ねてきた。師匠の阿武松親方(元幕内・大道)は「(阿武咲が)長く引っ張ってきた姿を見てきたからでしょう」と話した。

 モンゴル出身で日体大時代には学生横綱にもなった。23年九州場所で幕下15枚目格付け出しデビュー。所要5場所のスピード出世で新入幕を果たし、4場所目。今もまだ髪の毛の長さが出世に追いつかず、大銀杏(おおいちょう)が結えない。昨年の春場所を制した尊富士に続く“ちょんまげ旋風”の予感が漂ってきた。

 少年時代には県の数学オリンピックで優勝した秀才で15歳の時、神奈川・旭丘高に相撲留学した。日体大の同期には今をときめく大関・大の里がいる。「本場所で対戦できるように頑張りたい。まずは自分がそこまで上がっていかないと」。今後の成績次第では実現の可能性も十分ある。ちょんまげの阿武剋が「荒れる春場所」の主役候補に浮上してきた。 

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